• 2024/04/02 掲載

米ISM製造業景気指数、3月は1年半ぶり拡大 投入価格も上昇

ロイター

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[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した3月の製造業景気指数は50.3と、前月の47.8から上昇し、拡大を示す50を2022年9月以来、1年半ぶりに上回った。ロイターがまとめた市場予想は48.5だった。

製造業部門の雇用が引き続き低迷し、投入価格が上昇する中でも、生産が急回復し、新規受注が増加したことで指数は上昇。2月まで16カ月連続で50割れとなっていた。

ISM製造業景況調査委員会のティモシー・フィオーレ委員長は「需要は回復の初期段階にあり、改善の明らかな兆候が出ている」と指摘。ブリアン・キャピタル(ニューヨーク)のシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクアドロス氏は「製造業活動の縮小が終了し、製造業部門で価格圧力が高まっている場合、今年の金利の道筋に影響が及ぶ可能性がある」と述べた。

3月は繊維、紙製品、一次金属、化学製品、輸送機器を含む9業種が拡大。電気機器、家電製品・部品、機械、コンピュータ・電子製品を含む6業種が縮小した。

構成指数では、先行指標となる新規受注指数が51.4と、前月の49.2から上昇したほか、生産指数は54.6と、48.4から改善した。

供給業者の納入を示す指数は49.9と、50.1から低下。50を下回ると工場への納品が速いことを示す。イエメンのフーシ派武装勢力による紅海での船舶への攻撃で供給網が影響を受けている兆候は示されなかった。

ただ価格指数は55.8と、52.5から上昇。原材料価格の上昇が示唆された。調査対象の企業のうち、24%が価格上昇を報告。前月は18%だった。

雇用指数は47.5。前月の45.9から上昇したものの、6カ月連続で50を下回り、雇用の緩やかな縮小が続いていることが示された。ISMはレイオフ(一時解雇)のほか、採用凍結などが続いているとしている。

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