花王は１日、傘下のカネボウ化粧品の中価格帯化粧品ブランド「コフレドール」の販売を１２月末めどで終了すると発表した。事業構造改革の一環で、６月から順次生産を終える。花王は業績回復に向け、化粧品を含めた事業の整理を進めている。

花王は、２０２３年１２月期まで５期連続の最終減益だった。同期には中国での紙おむつの生産終了や化粧品事業の構造改革費などとして５４７億円を計上。今年度中に約３０の化粧品ブランドを２５程度に整理する。

【時事通信社】 〔写真説明〕花王が１２月末をめどに販売終了する化粧品ブランド「コフレドール」（同社提供）