小林製薬の「紅麹（べにこうじ）」サプリメントを摂取した人が健康被害を訴えている問題で、同社が消費者庁に届け出ていた紅麹関連の８種類の「機能性表示食品」について、撤回したことが２７日、分かった。

２６日午後に消費者庁に申し入れた。いずれも「紅麹」を配合した商品で、自主回収対象の３種類も含まれる。厚生労働省によると、同社の紅麹サプリを巡っては、摂取した１００人以上から健康被害により入院したと申告があった。さらに、サプリを購入していた人が腎疾患により死亡したとの訴えも２件あり、同社はサプリと死亡事例との因果関係についての調査を進めている。

【時事通信社】 〔写真説明〕小林製薬が使用中止を呼び掛けている紅麹配合サプリメント（同社提供）