- 2024/03/13 掲載
徳島新聞労組、14日にスト=分社化撤回を要求
徳島新聞社(徳島市)の労働組合「全徳島新聞労働組合」は13日、編集部門を分社化する計画の白紙撤回を求め、14日にストライキを実施すると明らかにした。全国の新聞社が加盟する新聞労連によると、分社化阻止を掲げたストは下野新聞社(宇都宮市)の労働組合が2005年に実施して以来、19年ぶり。
労組によると、会社側は取材や記事の執筆などを行う編集部門を昨年11月に設立した新会社に移す計画。現在の従業員は出向扱いで給与水準が維持される一方、25年春以降に新会社が採用する従業員は現在の65%程度に削減される。
その後、経営側は給与削減率の圧縮を提案したものの折り合わず、11日に交渉打ち切りを表明。労組は14日正午までに白紙撤回の回答が得られなければ、午後2時から2時間のストに入る。阿部司委員長は「同じ仕事をしている若い社員が賃金の安い状態で働くことはあってはならない」と訴えた。
【時事通信社】
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