日産自動車の内田誠社長は１３日、公正取引委員会から下請法違反で勧告を受けたことに関し「大変なご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と陳謝した。オンラインで記者団に語った。

公取委は今月、日産が２０２１年１月～２３年４月の間、下請け業者に支払う納入代金を不当に引き下げたとして、再発防止などを勧告した。

内田社長は「法令に関する認識が甘かった」と説明した。その上で、下請け業者などのサプライヤーは「われわれが大変だった時代にさまざまなサポートをいただいた大切なパートナーだ」と強調。信頼関係を再構築するために「誠意ある説明の場を設けることが必要だ」との考えを示した。

【時事通信社】