- 2024/03/12 掲載
豪2月企業景況感、長期平均上回る水準に上昇
売上高指数が5ポイント上昇のプラス14、収益性指数が3ポイント上昇のプラス9、雇用指数が1ポイント上昇のプラス6とそれぞれ改善した。
ただ信頼感指数は0で前月比1ポイント低下。住宅ローン金利の高さや過去のインフレによる収入圧迫の影響を受けた小売セクターが主な足かせとなった。
設備稼働率は83.7%から83.4%に低下した。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は企業景況感について「これが一時的な上昇か、より意味のある好転の始まりかを判断するのはあまりに早すぎる」と述べた。
オスター氏は、運輸や娯楽・対人サービス、金融といった幾つかのサービス事業の活動はなお強い半面、小売りと建設は低調だと指摘。「企業にとってコスト圧力が高止まりしているのは明白で、これが生産価格に引き続き転嫁される余地が残っている」と付け加えた。
2月は小売価格上昇率が0.9%から1.4%に再び上振れ、昨年12月から今年1月にかけてのモノの価格上昇鈍化の一部が帳消しになった。
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