- 2024/03/12 掲載
中国万科が香港寄り付き1%安、ムーディーズの格付け見直しで
[シドニー 12日 ロイター] - 香港株式市場で中国不動産開発大手の万科企業が1%下落して12日の取引を開始した。格付け会社ムーディーズが同社の格付けをジャンク(投機的)等級と見なしたことが背景。
万科の深セン市場上場株は0.6%安で寄り付いた。
ムーディーズは11日、投資適格級で最低の「Baa3」としていた万科の格付けを取り下げたと発表。同社の格付けは全て「引き下げ方向で見直す」とした。
万科は「現在の業務と借り換えは正常で、資金調達手段は安定している」とロイターに書面で説明した。格下げによる資金調達活動への影響は「管理可能」という。
ロイターは11日、中国規制当局が大手銀行に万科への金融支援を強化するよう求め、民間の債務保有者には償還延長について交渉するよう促したと報じた。
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