• 2024/02/26 掲載

午前の日経平均は続伸、史上最高値更新 米株高好感の流れ継続

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Mayu Sakoda

[東京 26日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比211円12銭高の3万9309円80銭と続伸し、連日の史上最高値更新となった。週末の米国株式市場でS&P総合500種とダウ工業株30種が連日で最高値更新となった流れを引き継いだ。一方、ナスダック総合の小幅安を受けて、半導体関連株の一角はさえなかった。

日経平均は寄り付きで221円高となり、史上最高値を更新した。その後も上値を伸ばす展開となり、289円高の3万9388円08銭で高値をつけた。その後は3万9300円近辺でのもみ合いが継続した。

TOPIXは0.84%高の2683.08ポイントで午前の取引を終了し、バブル後高値の更新となった。東証プライム市場の売買代金は2兆9196億6900万円。東証33業種では、値上がりは医薬品、銀行、卸売、輸送用機器など26業種で、値下がりは海運、パルプ・紙、鉱業など7業種だった。

主力株では、ファーストリテイリング、中外製薬、信越化学工業が底堅く推移する一方、東京エレクトロン、レーザーテックが売られた。経営統合の検討に入ったと報じられたウエルシアホールディングスが16%超高、ツルハホールディングスは11%超高。

そのほか、米年金基金系投資会社による大量保有報告書が明らかになったSUMCOは5.95%高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの保有比率引き上げが明らかになった三菱商事などの商社株もしっかりだった。

市場では「エヌビディアの決算直後で半導体中心に過熱感がみられるが、日本株全体のモメンタムは良好で、日経平均は4万円の大台が視野に入る」(アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長)との声があった。背景には海外投資家の買い期待などがあるという。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが995銘柄(60%)、値下がりは608銘柄(36%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。

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