- 2023/09/15 掲載
欧州中銀、利上げ打ち止め示唆=金利維持の期間焦点に
【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)は14日の定例理事会で、10会合連続となる政策金利の引き上げを決めた。高インフレが長期化する見通しに対し、ECBが掲げる2%物価目標に「確実に戻す」ための措置。ただ、声明は「金利は目標に適時に戻すために大きく貢献する水準に達している」と評価するなど、今会合での打ち止めを示唆した。
ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、今後の金融政策運営について「引き続きデータに依存したアプローチにより、適切な金利水準と(それを維持する)期間を決定する」と説明。一方で、「おそらく焦点は(現在の金利水準を)どこまで維持するかに移る」とも述べ、追加利上げに慎重な姿勢を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁=7月27日(EPA時事)
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