- 2023/09/13 掲載
新型iPhone15、中国で高い関心 ファーウェイ選好の声も
[北京 12日 ロイター] - 米アップルの新型「iPhone15」が中国でさまざまな反響を呼んでいる。高速チップと改善されたゲーム機能が支持される一方、中国・華為技術(ファーウェイ)の新しいスマートフォンを選好する声も出ている。
iPhone15は過去の新モデルと同様、13日にインターネット上で話題となった。関連トピックはソーシャルメディアの微博(ウェイボ)で3億8000万ビューを集め、コメントなどは80万件を超えた。
ただ、ソーシャルメディアユーザーの間では米国ブランドを選ぶことに懸念の声も。国営メディアが今月、ファーウェイの新型スマホ「Mate(メイト)60プロ」を取り上げ、中国が米国の制裁に打ち勝ったとして称賛した後ではなおさらだ。
中国ニュースポータル・新浪がソーシャルメディア上で行った「Mate60とiPhone15のどちらを買うか」というアンケートでは、Mate60に6万1000票集まったのに対し、iPhone15は2万4000票にとどまった。
業界調査グループIDCのアナリスト、ウィル・ウォン氏は、最近の公的部門の動きとファーウェイがアップルにとって課題になると指摘。「特に中国の消費者は支出に慎重になっているか、レジャーや旅行に重点を移しているためiPhone15の販売は容易ではないだろう」と語った。
IDCによると、中国高級携帯電話市場におけるアップルのシェアはファーウェイとの競争激化により徐々に低下する見込み。
2023年上半期、アップルは600ドル以上の携帯電話市場でシェア67%を占め、ファーウェイが15.6%で続いた。
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