- 2023/09/13 掲載
米国株、高金利でバリュエーションにリスク=JPモルガン
1982年以降のデータに基づくと、足元の実質金利は予想PER(株価収益率)が15─16倍になることを示唆しており、現在のPER(約20倍)を下回るという。
「主にPERの拡大を通じて株価が年初来16%上昇する一方、実質金利と資本コストは一段と制限的な領域に入っている」とし、歴史を踏まえるとこの関係はますます持続不可能になっており、株式のPERにリスクをもたらしていると指摘した。
PERと長期の予想利益成長率を比較する別の指標を基に、株式が14%過大評価されているとも分析した。
世界の持続不可能な債務水準とインフレリスクの高まりが相まって長期金利が急上昇してきたと指摘。これまでのPER上昇は成長・供給力に関連しない部分が大きい可能性があるとし、既に高水準にあるPERにとってこうした状況がマイナス要因になるとの見方を示した。
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