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  • ドイツ銀、3月業界混乱期に大規模資金調達 当局が手法に懸念

  • 2023/05/27 掲載

ドイツ銀、3月業界混乱期に大規模資金調達 当局が手法に懸念

ロイター

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[フランクフルト 26日 ロイター] - 銀行業界が混乱して信用不安が高まっていた3月にドイツ銀行が、流動性を一時的に高めるため大口取引で資金を調達していたことが分かった。事情に詳しい関係者2人がロイターに語った。欧州の規制当局はそのような手法に懸念を示していた。

関係者によると、ドイツ銀行は何十億ユーロもの証券を、現金や国債と交換した。これらは流動性の重要な指標である流動性カバレッジ比率(LCR)に含められる。

銀行業務としては合法的な慣行だが、より広範な混乱を巡るドイツ銀行の懸念を浮き彫りにした。スイスの金融大手クレディ・スイスや米国の複数の銀行が預金流出に見舞われる中、多額の現金は投資家や顧客に安心感を与えたとみられる。

関係者によると、ドイツ銀行の取引は欧州中央銀行(ECB)の当局者らの注意を引き、通常のやりとりの中でドイツ銀行にこの大口取引に関して照会した。

ドイツ銀行が銀行混乱の最中に流動性ポジション改善のため、このような取引を実施したことはこれまで伝えられていなかった。規制当局者とのやりとりは部外秘とされている。

この慣行は大手銀行で珍しくないものの、ECBは2019年のストレステスト(健全性審査)で銀行を強く見せるための手法として注意していた。

ドイツ銀行が4月に発表した23年第1・四半期決算報告書によると、大口取引が寄与して3月31日時点のLCRは143%となり、3月23日時点の137%から上昇した。当時は市場沈静化のための異例の措置を実施したと報告していた。

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