- 2023/05/26 掲載
ispace、計画通り24ー25年打ち上げへ 着陸失敗原因を特定
同社によると、実際の計測値である測定高度を取り込まないまま、月着陸船が降下した、という。
氏家亮・最高技術責任者(CTO)は会見で、月着陸船のハードに問題はなく、ソフトウエアについても「大きな回収が必要とは考えていない」とした。
氏家CTOは「しっかりと月着陸船をコントロールできていたため、惜しかった」と述べ、「着陸時点が違えばうまくいった可能性はある」と話した。
袴田武史・最高経営責任者(CEO)は、月面着陸の成功が「必ずしも(民間企業として)一番である必要はないが、3―4年も遅れるようでは(他社との)競争が難しい」とし、近いタイミングで打ち上げを成功させたい、とした。
今回の失敗により今期の想定売上高が1億円減少する見通しだが、業績への影響は軽微。三井住友海上との間で締結済みの月保険の受領を見込むものの、現時点では確定していない。
(浦中美穂)
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