- 2023/05/23 掲載
インド経済は成長持続、インフレは鎮静化=中銀報告書
2023─24年度(23年4月─24年3月)第1・四半期(4─6月)の成長は、個人消費や地方の需要回復、投入コスト上昇圧力が和らいだことによる製造業の持ち直しがけん引役になると予想。「投資活動も改善し、公共支出およびコモディティー価格鎮静化による設備投資の増加が力になる」とした。
またサービス輸出が最近の強い勢いを維持するなら、第1・四半期を通じて対外需要の低迷による足かせは緩和していくとの見方を示した。
物価については、小麦価格の下落、石油・油脂価格の5カ月連続の低下、鶏卵価格の3カ月連続の低下を背景に、インフレの勢いが予想より穏やかになっていると説明。「ヘッドラインのインフレ率の下落は、金融引き締め、供給拡大措置、ベース効果(比較対象の前年同月が高かったことによる効果)が相まった結果だ」とした。
足元の卸売価格の鎮静化は今後、小売物価のインフレ率低下にもつながるとの見通しを示した。
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