ＩＰＥＦ、供給網の強靭化「一定の合意」へ議論主導＝経産相

［東京　２３日　ロイター］ - 西村康稔経済産業相は２３日の閣議後会見で、米政府が開催する「インド太平洋経済枠組み（ＩＰＥＦ）」の閣僚会合において、サプライチェーン（供給網）の強靭化で「一定の合意がなされるよう議論を主導していきたい」と述べた。アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）貿易相会議と合わせて、２４―２８日の日程でデトロイトを訪問する予定。

ＩＰＥＦが議題にしているクリーン経済、公正な経済など４つの柱の中で、西村経産相は供給網の強靭化が「最も重要なテーマ」とした。会合は２７日に開催される。２５―２６日にＡＰＥＣの貿易相会議が行われる。

現地訪問時には、関係各国の閣僚との二国間会談も行いたい意向。特にレモンド米商務長官とは、日米首脳会談で合意された量子、半導体、バイオ、ＡＩ（人工知能）の分野での協力範囲の拡大について、具体的な議論を行う考えも示した。