- 2023/05/22 掲載
ドイツ経済、回復力示すも勢いに欠ける=商工会議所
DIHKの幹部は「広範な回復の兆しは引き続き見られない」と指摘した。
国内企業2万1000社を対象としたDIHKの調査によると、エネルギー高騰、金利上昇、ウクライナ戦争にもかかわらず、企業は驚くほどの回復力を示しているが、今後1年の見通しは依然として暗い。
現在のビジネス状況に満足との回答は51%、悪いとの回答は15%だった。総合スコアは19ポイントで、長期平均の21ポイントをわずかに下回った。
同幹部は「全体としてドイツ経済には推進力に欠けていると結論せざるを得ない」とし「世界経済と内需は残念ながら現時点では推進力となっていない」と述べた。
「民間投資だけでなく、インフラ開発の新たな推進力が早急に必要」としている。
最大のビジネスリスクとしてエネルギー・原材料価格を挙げた企業は全体の3分の2弱で、今年初めの72%から小幅に低下。
次に指摘が多かったビジネスリスクは労働コストで、熟練労働者の不足やインフレの進行が背景だった。労働コストをビジネスリスクに挙げた企業は49%から53%に増加した。
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