- 2023/05/20 掲載
ダイハツ、新たな不正で国内向けHV出荷・販売停止 トヨタ車も
ダイハツの奥平総一郎社長は同日夜、オンラインによる緊急会見を開き、同車の側面衝突時の乗員保護試験で新たな不正が発覚したと説明した。認証を受けたのは21年6月で、「右側のデータを出さないといけないのに、左側のデータを出していた」と述べ、本来は両側のデータがあるべきところ「左側のデータしか残っていない」と話した。
奥平社長はトヨタにも同日に報告。「膿を出すステージにある」との認識を示した上で、「経営問題と受け止め、現場の改革に取り組む」とした。
同車はダイハツが自社で開発・生産したHVで、トヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給していた。5月18日時点の累計販売台数は、ライズが5万5111台、ロッキーが2万2329台で、計7万7440台。
ダイハツは4月28日に海外向け車両の側面衝突時の安全性を確認する認証試験で不正があったと発表したばかりで、全社的な調査を進めている中で新たに不正が見つかった。
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