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- 2014/10/23 掲載
Windows ServerがDockerを採用──それが意味するところとは?
DockerはすでにAmazonクラウド、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといった主要なクラウドでサポートされており、Red HatやCoreOSなどがDocker専用のOSの開発に取り組むなど、いまクラウドでもっとも注目されているテクノロジーの1つです。
そのDockerをWindowsが採用するとは一体どういうことなのでしょうか。ここでは推測を交えた解説をしたいと思います。
Docker Engineの3つの特長
Dockerは、Linux OSにコンテナ機能を提供する「Docker Engine」と、Dockerイメージを共有できる「Docker Hub」の2つから構成されています。ここではWindows Serverに実装されるというDocker Engineを中心に見ていきましょう。Docker EngineはLinux上でコンテナ型仮想化を実現するソフトウェアです。おもな特長は3つあります。
・軽量なコンテナ型仮想化
・コピーオンライトのファイルシステム
・Dockerファイル
Dockerで実現するコンテナ型仮想化は、一般的なサーバ仮想化よりも軽量なのが特長です。一般的なサーバ仮想化では、仮想マシンを起動したあとでOSが立ち上がるので、利用できるまでにそれなりの時間がかかります。一方でDockerが実現するコンテナ型仮想化は、OSのうえに分離されたユーザー空間としてのコンテナを用意するため、コンテナを非常に迅速に提供できます。
コピーオンライトのファイルシステム(AUFS)はDockerの大きな特長の1つです。あるDockerコンテナのイメージをカスタマイズして新しいDockerイメージを作るとき、基のDockerイメージの持つファイルはリードオンリーにし、差分だけをファイルシステムに保存していきます。これにより、既存のDockerイメージを基に新しいDockerイメージを迅速に作り出したり、呼び出すことができるわけです。
Dockerファイルは、コンテナの内容をコードとして記述できます。基のDockerイメージを指定し、導入するアプリケーションを指定し、ネットワーク構成や環境変数なども設定できます。インフラをコードとして記述できる技術です。
Dockerはこうした機能によって、例えば開発者が自分のノートPC上で構築したLinux環境とアプリケーションで動作確認をしたら、そのままそれをDockerイメージにしてクラウドのサーバ上へ持って行って動かす、といったことが迅速にできるのです。
Dockerイメージを用いることで、いちいちOSやアプリケーションを再インストールをする必要がなく確実に同じソフトウェア環境を再現できます。しかもそれを迅速に実行できて、既存のDockerイメージの再利用も可能といった点が、Dockerの利点です。
次期Windows Serverで実現
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