- 2014/08/06 掲載
買収をせず成長を遂げるCommVault、日本での事業戦略を発表 TISと協業も
企業買収をせず、100%自社開発で成長を遂げてきたCommVault
同社戦略発表会に登壇した会長 兼 最高経営責任者 ロバート・ハマー氏はCommVaultについて「これまで企業買収をおこなわず、有機的な成長を遂げてきた企業である」と語った。
「CommVaultの理念は『Solving Forward(時代を先取りした解決)』であり、どの競合他社よりもスピーディに、イノベーションを行うことを目指している。我々が企業買収をせず、自社開発を行う戦略を取り続けるのは、その方が自社製品の開発や製品に関するあらゆるトレーニングを迅速にし、結果的に効率的で投資効果が高いからだ」(ハマー氏)
CommVaultのSimpanaプラットフォームは、個々にライセンシング可能なモジュール構成で、データの分析、レプリケーション、保護、アーカイブ、検索が行える。主な2つのライセシング方法は2種類あり、容量課金のプラットフォームでの提供と、プロダクト課金のモジュールごとの提供だ。
TISでは、マネージドサービスプロバイダ(MSP)としてサブスクリプション契約に従い、Simpanaのバックアップ機能を提供する。ユーザーはTISの「DATA BACKUP Service」を月額従量制で利用できる。また、TISのマネージドクラウドデータバックアップ サービスを利用することで、バックアップ運用業務をTISに委託することも可能だという。
米国に次ぐIT予算規模を誇る日本での成長が不可欠
「日本のIT予算規模は、米国に次いで世界2位。成長達成に不可欠なマーケットです。また、日本においてCommVault製品の販売は100%パートナーセールス。さらに、今回協業を発表したTISなど、MSPとの関係性も強めていきたい」(大越氏)
同社は2011年から2014年まで、ガートナー社のマジッククアドラント、エンタープライズ バックアップ/リカバリ ソフトウェア部門において4年連続「リーダー」のポジションに位置している。日本市場においては、パートナーとのエンゲージメントの重要性を強調し、市場開拓を進めていく考えだ。
関連コンテンツ
PR
PR
PR