GEでは、2013年11月よりGoogle Glassを現場の従業員が利用するイメージを公開していた。



　WSJの記事によれば、GE PGS部門の現場のエンジニアは保守メンテナンスのための見取り図を持ち込むことが難しいため、従来は現場エンジニアにタブレット端末やスマートフォンを貸与していたという。しかし、Google Glassをはじめとする拡張現実（AR）によって、これらの見取り図を手に取る必要がなくなれば、業務効率の改善を図ることが可能になるという。

　また、現場で熱損失が起きている場所を特定する温度分布地図の作成を行うため、ドローン（無人航空機）を活用するテストも行う。

　野村総合研究所の調査によれば、ウェアラブル端末の生活者への本格的な普及には2～3年かかるものの、企業内で両手を使う業務が必要な部署の従業員などでは早期に試行的な利用が始まるという。