• 2013/11/13 掲載

島津製作所、愛知県研究プロジェクトで「GC/MS残留農薬分析用データベース」開発

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島津製作所は12日、愛知県「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトの「食の安心・安全技術開発プロジェクト」にて、愛知県衛生研究所と共同でQuick-DB 「GC/MS残留農薬分析用データベース」を開発したことを発表した。
 「GC/MS残留農薬分析用データベース」は、受託検査機関などの大規模なラボだけではなく、生産地に近い検査所や食品工場などに設置された小規模なラボにおいて、複雑な残留農薬分析をオンサイトでに行うことができる製品だ。

 データベース内に分析条件と478種類の農薬の化合物情報や検量線が登録されており、分析条件の検討や検量線の作成等の化合物情報の設定は不要。

画像
実試料中の農薬分析例(オレンジ,各農薬 10 ng/mL添加)
 また、登録されている検量線では、19種の農薬サロゲートを内部標準物質として選定しており、登録されている全農薬の物性をカバーし、標準試料を用いずに定量分析が可能だという。

 Quick-DB 「GC/MS残留農薬分析用データベース」の価格は60万円(税抜)。同社は今後も、「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトでの研究、製品開発を進めていく考えだ。

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