日立、ブラジル・サンパウロに研究所を開設　ブラジルでの事業拡大を狙う

　日立製作所(以下、日立)は、高い経済成長を続けるブラジルにおいて、現地のニーズに即した効率的な事業拡大を進めるため、日立ブラジル社直轄の研究所として、ブラジルサンパウロ州、サンパウロに日立ブラジルR&Dディビジョン(以下、ブラジル研究所)を開設した。

　日立は、現地での研究開発の統括、推進の役割を担う拠点として、日本、米国、欧州、中国、アジア、インドの6地域にすでに研究拠点を設置しているが、ブラジル研究所は7つ目の拠点となる。ブラジル研究所では、現地ニーズに即した研究開発、およびブラジルの大学と連携した先端技術研究を行い、ブラジルでの事業拡大へ貢献していくという。

　日立は、ブラジルを注力地域の1つと定め、情報・通信システム、電力システム、交通システムなどの社会イノベーション事業を中心に事業拡大を図っていく予定。今回開設したブラジル研究所は、地域の特性を活かした研究開発を推進することでブラジル事業の拡大に貢献することを目的に活動する。