- 2012/06/29 掲載
ネットワンシステムズ、マルチベンダー環境のデモ施設「Solution Briefing Center」を開設
同社はこれまでもUC(ユニファイドコミュニケーション)のデモ施設を備えていたが、今回開設しデモ施設では、新たに3つのカテゴリに基づくさまざまなシーンを想定したプログラムを体験できるよう拡充した。「4,000万円前後の予算を投じた」(ビジネス推進グループ ビジネス推進本部 第2製品技術部 部長 松本 陽一 氏)という。
拡充した3つのカテゴリとは、遠距離のデータセンター連携による「プライベートクラウドソリューション」、RPO(目標復旧ポイント)とRTO(目標復旧時間)双方をゼロに近づける「災害対策・災害回避ソリューション」、仮想デスクトップとコラボレーションツールを組み合わせ、BYOD(私物端末の業務利用)の要素も加えた「ワークスタイル変革ソリューション」。
今回のデモ環境は、一般的なオフィスロケーションのデモにとどまらず、同社のテクニカルセンターと接続して仮想化データセンターのオペレーションデモも再現できるのが特徴。
昨今のICT基盤は、遠距離のデータセンター連携が前提となり、サーバ仮想化のみならず、ストレージの遠距離連携や、仮想マシンのデータセンター間移動とそれに対する利用者のアクセス経路の自動追従など、ネットワークの観点から多くの技術要素が必要になるが、自社内で十分な検証環境を持つことができない企業が多い。こうした企業に今回のデモ環境を提供し、要素技術を統合して検証する場として活用してもらうという。
ビジネス推進グループ ビジネス推進本部 第2製品技術部 プラットフォームチーム 藤田 雄介 氏は、「2月に先行して20社200名のお客さまにデータセンターオペレーションのデモを体験いただいたところ、大変好評を得た。今後、顧客からの要望を見極めながら順次プログラムを拡充していく」と手応えを語った。今回のSolution Briefing Center開設により、「これまでのUCデモに比べて、稼働率を倍に高めたい」(松本氏)としている。
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