- 2012/03/16 掲載
IDCフロンティア、北九州市でデータセンター増設 大型需要が好調

そのため、新たに5号棟を建設することで、拡張性のある地方型データセンターへの移設にシフトしている大型案件や災害対策需要への対応、また、国内および海外からの利用も拡大しているクラウドコンピューティングサービスの西日本拠点として展開していく考え。
北九州市は地震、津波などの自然災害が発生するリスクが少なく、ネットワーク接続拠点や公共交通機関の整備状況など、その立地優位性からデータセンターの大口採用が進んでいるという。
新たに建設する5号棟では、温度、風速、気圧などのシミュレーションを備えた最新鋭の外気空調システムを採用。物理学の原理原則を追求した建物形状と、従来の空調機をメインとし外気を補助とする方式から、外気をメインとし空調機での冷却を補助とする方式に進化、さらにデータセンター内の空気の搬送抵抗の極小化により、通年で約80%が外気での冷房を可能にするという。
これにより、データセンターで消費する電力の多くを占める空調電力の大幅な削減を見込んでおり、低ランニングコストでのデータセンター運用が可能としている。
なお、現在建設中で2012年9月末に竣工予定の新白河データセンター(仮称:福島県白河市)でも同様の設計を導入している。
関連コンテンツ
PR
PR
PR