• 2012/01/31 掲載

「標的型攻撃による情報漏えい防ぐ」ALSI、ファイル自動暗号化ソフト「InterSafe IRM」を発売

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アルプス システム インテグレーション(以下、ALSI)は31日、ファイル自動暗号化ソフト「InterSafe IRM(インターセーフ アイアールエム)」を発売すると発表した。企業や自治体、学校などを対象に、初年度3億円(5万ライセンス)の売り上げを目指す。
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アルプス システム インテグレーション(ALSI)
代表取締役社長
麻地 德男 氏
 「InterSafe IRM」は、ファイル単位の自動暗号化により重要情報を守ることができるソフトウェア。IRMとは、Information Rights Management(情報正当性管理)の略で、同ソフトウェアでは多様なアプリケーションでファイル単位の自動暗号化ができるため、万が一「標的型攻撃」の被害を受け、情報が外部に流出してしまった場合でも、機密情報を保護し続けることができるという。

 今回の製品では、Word、Excel、PowerPoint、PDF、一太郎などに加え、従来自動暗号化が難しかったOpen OfficeやMedia Player、Access、Visio、さらにはフリーソフトや動画、データベースソフトなど、幅広いアプリケーションに対応した。また、ユーザーが独自に利用しているソフトウェアについても、プロセス名と拡張子を登録することで、ファイルの暗号化と復号化を行うことができるという。「従来複数ベンダー製品を組み合わせて実現せざるを得なかったトータルな情報漏えい対策の環境を同一プラットフォームで実現できた」(営業統括部 セキュリティ営業課 早川 知希氏)

 また、独自にユーザー属性を利用者に設定し、ユーザー属性とアクセス権限を紐付けて、ファイルを暗号化できる。ファイルそのものにアクセス権限が付与され、暗号化が行われているため、ファイルのコピーや移動などにより保管場所が変わった際も、暗号化は保たれ、アクセス権限も維持される。経済産業省が公表している経済産業分野対象の個人情報保護法ガイドラインにも準拠しているため、ファイル流出後における情報漏えいのリスクを回避できるという。

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アクセス権限の設定例

 クライアントソフトは日本語・英語・中国語(簡体)、管理コンソールは日本語・英語に対応しており、グローバルに事業を展開し、海外に拠点を持つ場合も、日本と同じセキュリティ管理を行うことが可能になっている。

 1サーバで複数の会社を管理・運営できるマルチテナントに対応し、パブリック/プライベート問わず、幅広いクラウド環境で利用できる。

 価格は一般企業向けが1万5,000円から、官公庁向けが1万2,000円から、学校向けが1万500円から(いずれも1~99ライセンスの場合の1ライセンスあたりの価格)。

 「InterSafe IRM」では、同社が手がける情報漏えい対策シリーズ「InterSafe ILP」との一元管理を実現。ファイルの暗号化からデバイス制御、申請承認ワークフロー、暗号化USBメモリ、ログ管理を業務プロセスとして、一連の運用が可能になる。「これで(InterSafeシリーズの)ラインナップがひととおり完成した」(代表取締役社長 麻地 德男 氏)

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InterSafeシリーズのロードマップ

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