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- 2011/12/19 掲載
マイクロソフトのクラウドメールを全面採用したソフトバンク・テクノロジー、エンタープライズクラウドの課題と利点
【セミナーレポート】SoftBank Technology Forum 2011
クラウド検討の理由は、コスト削減、モバイル化、グローバル対応
セミナーの中で、マイクロソフトコーポレーションのピーター・ワイマン氏、日本マイクロソフトの藤本寛氏、ソフトバンク・テクノロジー石川憲和氏の3人をパネラーに迎え「変革をもたらすエンタープライズクラウド」と題し、マイクロソフトのクラウド戦略や、国内外におけるクラウドの活用事例をテーマとしたセッションが行われた。
最初に、マイクロソフトコーポレーション ワールドワイド Office 365 アジアセールスリード ディレクターのピーター・ワイマン氏より、「マイクロソフトのクラウド戦略」と題したオープニングセッションを行った。
マイクロソフトのアジア地域におけるビジネス立ち上げ責任者であるワイマン氏は、グローバルでの企業合併やITインフラの統合によって、企業の情報システムが抱える課題を指摘し、「クラウドを採用することで、管理コストやシステムの複雑化が解消できる」と語った。
また、Office 365を既に導入している企業を例示しながら、「2014年までに43%の大企業が情報システムにクラウドを採用する見通しだ」と説明。こうした企業のクラウド導入にあたって、マイクロソフトは計画から導入、運用まで幅広いサポートを提供しているのだという。
また、藤本氏は、Office 365の導入事例として、本セミナーの主催社でもあるソフトバンク・テクノロジーの事例を紹介。「Office 365が業務のコントロールタワーの役目を果たしている」という同社の事業プロセス管理において、Office 365が大きく貢献していることを、動画を使って説明した。
石川氏は、自身の大好物だという小籠包と飲茶をITシステムに例えながら、「個別の専門ソリューションを検討するのではなく、総合的なソリューションを体系的に持っているマイクロソフトに任せる方が、トータルでメリットがある」と語った。
【次ページ】技術論ばかり先行するが「クラウドは戦略」
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