- 2011/06/30 掲載
日本HP、USB接続で1台のWindows PCを最大20人が同時利用できる「HP MultiSeat Computing」を発売

「ms6200」では、第2世代インテル Coreプロセッサーとなる「Core i5-2400」か「Core i7-2600」を搭載。「Windows MultiPoint Server 2011」のStandard(最大同時接続10台)かPremium(最大20台)がプリインストールされている。同OSの機能により、各アクセスデバイス(t150)において、USBデバイスを個別に利用したり、個別のIPアドレスの付与が可能になる。また、同OSの機能の一つである管理ソフトウェア「MultiPoint Manager」によって、複数のホストPCの設定変更やシャットダウンなどの一括管理が可能になった。
アクセスデバイスの「t150」は小型筐体(サイズ:111mm×28mm×65mm)に各ユーザー専用のUSBポート2基を備え、ユーザーそれぞれのデータ利用ができるようになった。また、従来モデルでは接続の関係上、中央にホストPCを置くスター型での利用が基本だったが、MultiPoint 2011の新機能により、PCを横に並べた最大5台までのデイジーチェーン(数珠つなぎ)に対応、スクール形式で利用することも可能になった。
ライセンスは、MultiPoint 2011のClient Access License(CAL)込みのモデルと、ボリュームライセンスでCALを購入するユーザー向けにCALなしのモデルを用意している。
液晶モニターの「LE1851wt」は、「t150」付属のブラケットを使用してモニター背面にマウントすることにより、省スペースクライアント環境を実現できる。付属品として標準のVGAケーブルに加え、モニターマウント用の短尺ケーブルも同梱。付属電源ケーブルによって「t150」への電源供給がモニター側から行える。本製品を使用すれば、「t150」で高電力USBデバイス使用時、またデイジーチェーン構成時にも、ACアダプタは不要になるという。
価格は以下の通り。学校や塾のPC教室、図書室など、教育機関での用途を中心に一般企業向けソリューションとしても展開していくという。日本HP直販営業、日本HP販売代理店を通じて販売する。

関連コンテンツ
PR
PR
PR