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  • 2011/06/24 掲載

コストマネジメント思考法:真に利益を最大化するコストの見方(2) ~コストマネジメントの「モノサシ」と「視点」

A.T. カーニー 栗谷 仁 氏/小崎 友嗣 氏

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「コストマネジメント思考法 ―どんな状況でも利益を生み出す」(東洋経済新報社)の著者であるA.T. カーニー 栗谷 仁 氏と、同社プリンシパル 小崎 友嗣氏に、真に利益をもたらす“コストマネジメント”について語っていただく本連載。第2回目となる今回は、コストマネジメントを実現する上で必須となる「モノサシ」と「視点」、コストを見る際の基準づくりや目の付け所について伺った。

コストを“額”だけでなく、
どれだけ減らせるかという“率”で見る

――企業人全員が持つべきものとして、コストマネジメントの「モノサシ」と「視点」を挙げられています。こちらについて教えていただけますか?

 栗谷■まず「モノサシ」についてですが、コスト削減となると、どうしても“額”の大きいところばかり見てしまいがちです。もちろん“額”というモノサシは重要ですが、一方で忘れてしまいがちなのが“率(改善率)”のモノサシです。“率”を意識することで、改善余地が大きそうなコストに目が向くようになります。コスト額が大きく、改善余地率が高そうな領域が、最も優先すべきコスト削減対象と言えます。しかし、“額”はぱっと見で分かっても“率”は把握できません。そこで、仮説を立てて考えることが必要になるのです。

 たとえば顧客フロントに近い調達コスト、個別性の高いコスト、サービス的な調達コスト、あとは間接コストなど、“率”を意識して仮説を立てていくと、改善余地の高いコストが見えてきます。その上で優先順位を付けていきます。ただし、コスト構造も年々変わっていきますので、ずっと同じアプローチでなく、随時適正化していく意識が必要です。

画像
図1■優先すべき対象領域を考える

この記事の続き>> ミクロの視点でコストの内容を、
             マクロの視点でコストの全体像を知る

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