- 2011/06/03 掲載
ビッグデータに注力して国内トップ3目指す、ネットアップ 社長 タイ・マッコーニー氏
また、この市場において求められるものとして、マッコーニー氏は3つのポイントを挙げた。1つめは「Analytics:分析力」。これは分散型コンピューティングなどにより、より高速かつ高い処理能力によるデータ分析力のこと。2つめは「Bandwidth:高帯域幅」。これはメディア・エンターテイメント分野などで用いられるビデオなどへの対応する広帯域性のこと。そして最後が「Content:コンテンツアクセス技術」。レントゲン写真や画像など、エンタープライズで用いられる数10ペタバイトでも格納可能なデータ領域とアクセス可能性のこと。
このようなビッグデータの分野を強化するため、ネットアップでは2011年に入ってから、リアルタイム分析アプリケーションを手がける「Engenio」、ビッグデータやオブジェクトストレージを手がける「Bycast」、共有ITインフラ向けデータマネジメント製品を手がける「Akorri Networks」などを相次いで買収。3社が持つ新技術を軸に、ビッグデータ市場でのマーケットリーダーを目指すという。
日本のオープンストレージ市場において、現在、同社のシェアは20%で5位(IDC Japan調査)。今後は、今回発表したビッグデータ市場への注力などにより、上位3位入りを目指すという。そのため、引き続きパートナー支援とエンタープライズの顧客とのコミュニケーションを強化していく考え。
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