- 2025/04/28 掲載
TOTO、前期に中国で減損340億円 26年3月期は純利益2.5倍
[東京 28日 ロイター] - TOTOは28日、収益が悪化した中国で構造改革を実施し、2025年3月期に340億円の減損損失を計上したと発表した。現地で2工場を閉鎖する。
中国で同社が得意とする高級品市場が縮小、ローカルメーカーがターゲットとしてきた中級市場などが拡大したという。事業規模に応じた生産体制に再構築する。
360億円を見込んでいた25年3月期の連結純利益は、前年比67.3%減の121億円に下振れた。一方、連結営業利益は同13.4%増の484億円と、ほぼ計画通りで着地した。米州で温水洗浄便座の販売が拡大、台湾でも業績が好調だった。
26年3月期は営業利益が前年比8.3%増の525億円、純利益が同2.5倍の310億円になると見込んでいる。米国の関税の影響は、これまで発動済みの分を計画に織り込んだ。
同社はこの日、発行済み株式総数の4.7%に当たる800万株、200億円を上限に自社株買いを決議した。取得期間は5月1日から12月30日。26年1月30日に最大で7.5%の自社株を消却する。
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