NTTデータ、シンガポールのCornerstone社の全株式を取得　BI・BA分野を強化

　NTTデータでは中期経営計画にて、2013年3月期に海外売上高3,000億円、海外売上高比率20％を目標としており、2010年10月には米ITサービスのキーン買収を発表している。

　APAC地域においても、2009年に地域統括会社となるNDAPを設立し、オーストラリアを拠点とするExtend、マレーシアを拠点とするBusiness Formula、シンガポールを拠点とするApex Systemsを傘下に収めるなど、事業拡大を進めている。

　今回買収したコーナーストーンはシンガポールをはじめとする東南アジア地域においてビジネスインテリジェンス（BI）/ビジネスアナリティクス（BA）を中心としたビジネスを2003年から展開しており、これまでに蓄積されたノウハウをベースに開発した自社製品「iREADY Analytic Applications」をはじめ、BIコンサルティング、データマイニングなどに強みを持っているという。

　本提携を通じ、NTTデータグループが持つグローバル顧客基盤、業界・業務ノウハウ、R＆Dおよびグローバルリソースと、コーナーストーンの強みである業界・業務別BIテンプレート、情報分析サービスおよびアジア域内の顧客基盤を相互に活用することで、成長する東南アジアBI/BA関連市場において、顧客基盤を拡大していく狙い。