SAPジャパン、BI製品を富士通の法人向けノートPC「LIFEBOOK」および「ESPRIMO」の全シリーズに搭載

　SAPジャパンは、SAPのBI製品を富士通の法人向けノートPCにプリインストールするためのOEM契約を富士通と締結したことを発表した。

　富士通は、法人向けPC「LIFEBOOK」および「ESPRIMO」の全シリーズに、富士通PC用にカスタマイズされたSAPのBIツール「SAP Crystal Reports」の試用版をプリインストールして出荷する。対象となるのは、法人向けPCの現行モデル以降となる。両PCの法人ユーザーは、PCにバンドルされた「SAP Crystal Reports」の全機能を30日間の試用期間中は無償で利用できるほか、試用期間終了後は正規版にアップグレードすることで続けて利用可能となる。なお、その際のアップグレードは通常より20％安価で提供される。

　富士通のPCに標準搭載される「SAP Crystal Reports」試用版には、富士通が運営するクラウド型BIサービス「SAP BusinessObjects BI OnDemand」との連携機能が追加されており、ユーザーはクラウド上のデータをPCで分析したり、PCで作成したレポートをクラウドにアップロードしたりすることが可能だ。また、富士通の「SAP BI OnDemand」のWebサイトで「SAP Crystal Reports」のレポートテンプレートが提供される予定となっている。PCへのバンドル用に製品ライセンスをOEM供給することは、SAPにとって世界初の協業形態になるという。