順位	企業名
1	トヨタ自動車
2	パナソニック
3	ソニー
4	ソフトバンク
5	ファーストリテイリング
6	日本マクドナルド
7	シャープ
8	楽天
9	任天堂
10	セブン-イレブン・ジャパン

　本調査は2010年11月、「成長企業と分析力に関する意識調査」というテーマでビジネスパーソン1000名を対象にインターネットによるアンケート形式で実施されたもの。

　国内企業のなかで分析力に優れていると思われる企業をランキング化したところ、「トヨタ自動車」が1位、「パナソニック」が2位、「ソニー」が3位となった。上位10社のうち、製造業が約半数を占め、その他は複数の業種から1社ずつがランクインした。

　また、これらの「分析力」に優れた企業に持つイメージを聞いたところ、「顧客ニーズをより深く知ろうとしている企業」で70.4％、「市場動向を熟知している企業」が58.2％で、他の項目を圧倒した。


　イメージを聞いているため、実際の分析力に基づいたものではないが、本調査の結果から消費者の生活に身近な企業のほうがより想起されやすく、その中でも大企業で、最先端もしくはトレンドとなっているような製品・サービスを提供し、グローバルで事業を展開している企業がより高く評価されている傾向がみられたという。

　また、分析力に優れたイメージを持つ企業になるうえで求められるものとして、分析力向上に向けた企業全体としての意識変革、社内人材の育成による能力向上などが挙がったという。

　さらに、これらを総括して、今後の成長企業に必要な条件は、人材を育成する力、先の状況を見越す力、顧客満足度の高さ、顧客ニーズの吸収力や把握力などであるとした。