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  • 2010/12/14 掲載

生産性を上げてコストを下げる4つの方法:小さな会社のちょっと非常識なマネジメント手法(1)

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日本企業の多くが、頑張っているのに利益が出ない、給料も増えない…という状況に直面しています。いくらモチベーションが高い社員を採用しても、利益が出ていない状態が長く続くとモチベーションは下がっていきます。社員が頑張る→利益が増える→給料が増える→モチベーションが上がるという好循環のスパイラルを起こす必要があります。本連載では、こうした好循環を起こすために、簡単に実践できる“ちょっと非常識なマネジメント手法”をご紹介しましょう。これらの方法は私の会社、ECスタジオですべて実践・実証済みの方法ばかりです。(執筆:EC studio 代表取締役 山本敏行)。

会社の利益は時間の使い方で決まる

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本連載はソフトバンク クリエイティブ発刊の『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』より一部を抜粋し、再編集したものです。本連載ではご紹介しない数々の“ちょっと非常識なマネジメント手法”については書籍をご覧ください。

 会社が1隻の船だとしたら、経営理念は羅針盤、経営ビジョンは目的地、経営方針は通るルート、経営計画は航路日程、財務状況は進行状況、そして生産性は航行速度になります。航行速度が他の船より速ければ目指すべき目的地に早く着くことができます。  一般的に会社は1カ月約20営業日、1日8時間(残業除く)で1人当たりの働ける時間は決まっています。その時間で1人当たりの粗利額から給料等を引いたものが利益になります。つまり、決まった時間の中で利益を上げようとすると、1人当たりの生産性を高めるしかないのです。

 1人当たりの粗利額が年間1000万円で給料が500万円であれば、生産性が1・5倍に上がれば粗利額が1500万円になり、給料500万円のままで利益が1000万円残ることになります。もちろんこのような単純計算通りにはいきませんが、会社の利益は時間当たりの生産性で決まると言っても過言ではありません。生産性が上がることによって利益を社員に還元することができ、競合他社への価格競争力という点においても有利になります。

 これまで3人でやっていた仕事を2人で回すことができれば、それは1・5倍の生産性になっています。4人でやっていた仕事を2人で回すことができれば2倍です。生産性を2倍に上げること自体は難しいことではありません。今までこのくらいの仕事量であれば、何人必要であるという概念を覆し、生産性を上げることで利益を増やすことができ、結果的に会社にも社員にも還元されます。全社員が経営的視点を持ち、会社の生産性を意識することができれば必ず実現することができます。

 では次ページから、生産性を上げてコストを下げる具体的な4つの方法をご紹介しましょう。

【次ページ】生産性を上げてコストを下げる4つの方法
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