- 2010/11/29 掲載
理経、埼玉県日高市より津波警報や緊急地震速報を受信する全国瞬時警報システム(J-ALERT)用装置を受注
全国瞬時警報システム(J-ALERT)とは、津波警報や緊急地震速報、弾道ミサイル情報といった対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を、人工衛星を用いて国から全国自治体向けに送信するシステム。津波情報などの気象関係は気象庁が、他国からの武力攻撃およびそれに準ずる事象については内閣官房が確認し、即座に消防庁へ情報伝達し、通信衛星(SUPERBIRD B2)を経由して全国の自治体へ情報を一括送信する。
日高市は平成17年度のJ-ALERT実証実験に参加し、19年2月9日には、全国の10都道府県、4市町村の一員として情報の受信・同報無線の自動起動を開始した。総務省消防庁による21年度一次補正予算J-ALERT全国一斉整備のシステムの高度化に対応するため、受信機、自動起動機、防災無線卓の改修を検討。実証実験以来の実績ある理経の分離型受信機および自動起動装置システムの採用を決定した。
今回、下記に示す内容が加わることで、より一層の高度化がなされるという。
(2) 「指定河川洪水予報」「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」
「竜巻注意情報」が追加されること
(3) 受信機のソフトウェアのバージョンアップおよび受信設備の稼働状況が
消防庁において地上回線経由で確認できるように
LGWAN(総合行政ネットワーク)と接続すること
(4) XML化(汎用性の高いデータ形式)された気象庁からの気象電文が
利用可能となること
なお、理経製 の分離型受信機「JAK-1000」、自動起動装置「JAK-1500」の特長は以下の通り。
・ 現行の衛星モデムを活用することが可能
・ DBR3000衛星モデム、解析処理PC、自動起動装置から構成され、DBR3000を所有する自治体は解析処理PCのみでも受信可能
・ 解析処理PC、自動起動装置は、高速・高性能PCサーバのため、機能拡張にも柔軟に対応
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