丸井と楽天、業務提携でネットとリアルの融合目指す

　今回の業務提携により、丸井は2010年12月中旬を目処に、プライベートブランド商品（PB）を中心に人気アイテムを販売するオフィシャルショップを楽天市場に出店する。丸井のPBは、リアルな店舗22店、マルイウェブチャンネルやショッピングセンター等に出店している専門店で販売してきたが、楽天市場への出店でさらなる客層の拡大を目指す。

　 　一方、楽天は楽天市場に出店している人気のアパレルショップが、丸井の店舗内のイベントスペースや丸井の店外催事へ出店できるようサポートする等、イベントの共同企画や運営を実施する。

　また両社は、ビットワレット（楽天グループ）のプリペイド型電子マネー「Edy（エディ）」を利用した際、エポスカード（丸井グループ）の「エポスポイント」が貯まるサービスも2011年1月中旬を目処に開始する。所定の登録手続きをしたおサイフケータイでEdyを利用すると、日々の買い物でエポスポイントも付与される。同時に、エポスカードのクレジット機能を使ったEdyチャージ（クレジットカードチャージ）のサービスも開始。エポスカードからEdyをチャージした金額もエポスポイント付与の対象になる。

　両社は、顧客の買い物スタイルに合わせ、ネットから店舗、店舗からネットへの相互送客を進める。また、Eコマースや金融サービス等、多角的な連携を図るとしている。