ブリヂストンとデルタ、電子ペーパーデバイス新製品を共同開発へ

　ブリヂストンとDelta Electronics, Inc.（以下、デルタ）は、次世代電子ペーパーデバイスの開発から市場の開拓まで、幅広い分野において相互に協力していくことで基本合意した。

　ブリヂストンが独自に開発した電子ペーパー技術「QR-LPD」は、液体同様の流動特性のある粉体「電子粉流体」を空気中移動させることで、省電力性、画像メモリ性を維持しつつ高速反応を実現した技術。ブリヂストンは、今後「AeroBee（エアロビー）」のブランド名称で電子ペーパー事業を推進し、電子ペーパーモジュール供給を事業コアに、「AeroBee」をデルタと共に拡大していく方針だ。

　同時にデルタは、ブリヂストンの電子ペーパーモジュールを活用して、次世代電子ペーパーデバイスやアプリケーションの開発を行い、ソリューションサービスを提供していく方針。中国圏での電子ブックリーダーやデジタルサイネージ市場への参入を手始めに、グローバル市場への事業展開を図る。