- 2010/09/28 掲載
富士通がパブリッククラウドサービスを本格展開、1仮想サーバ1時間25円
オンデマンド仮想システムサービスは、富士通のデータセンターからネットワーク経由でICTサービスを仮想的に提供するもので、IaaS(Infrastructure as a Service)と位置づけれるもの。従量課金制になっており、仮想サーバ1台あたりの価格は、当初1時間31円の提供予定だったが、価格を見直して1時間25円で提供する。

ネットワークは、富士通のマルチキャリア通信サービス網「FENICS」と連携させることで、閉域通信サービスも利用できる。既に富士通のデータセンターを利用している既存顧客は、「オンデマンド仮想システムサービス」を連携させることで、既存ICTシステムとのハイブリッド化を実現できるという。
また、アプリケーションの実行環境として、富士通のミドルウェア「Interstage」「Systemwalker」「Symfoware」の約50種類の製品群をダウンロードできるサイトや24時間365日のサポートを行うヘルプデスクサービスを有償で提供する。
2010年5月末より9月末まで、200社にトライアルで提供しており、今回、トライアルの中でユーザーからの要望が高かった仮想ICTシステムの構成テンプレートの拡充やネットワーク接続機能、ユーザー・コミュニティー機能などを新たに追加した。
富士通ではサービス開始から1年間で1000社の導入を見込んでおり、2010年度に順次、オーストラリア、シンガポール、米国、英国、欧州大陸へと展開していくという。
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