- 2010/09/14 掲載
米HPの買収が加速、SIEM手がける米ArcSightを15億ドルで買収

社長兼CEO
トム・ライリー氏
ArcSightは、SIEM(Security Information and Event Management)、ログ管理、コンプライアンス準拠、ID管理機能などの各ソフトウェアを提供している。米国、英国、フランス、カナダ、中南米、日本、インドにもオフィスを開設しているという。
HPは同社買収の理由を、セキュリティ、コンプライアンス上の「可視化」、リアルタイムで変化する脅威の「コンテキスト」、ネットワークの管理/監視による「継続性」の3つをキーワードとして挙げている。
ArcSightの社長兼CEOのトム・ライリー氏は、「HPによるArcSight買収によって、新しいセキュリティソリューションを創造する」と語っている。
HPは、クラウド分野で活用できる、独自の技術を持つ企業買収を加速している。ここ1か月だけでも、8月17日にセキュリティ技術を持つFortify Software、同26日にはデータベースおよびアプリケーション自動化技術を持つ米Stratavia、さらに9月2日にストレージ技術を持つ3PARを買収している。
今回のArcSight買収に伴い、クラウドや内部統制関連といった今後成長が見込まれるSI分野を強化する狙いがあるものとみられる。
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