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- 2010/09/03 掲載
【田中 均氏、田島英明氏登壇】グローバル競争に勝ち残るための交渉術と実行力とは
アメリカン・エキスプレス・アカデミー2010 2日目レポート
外務省に36年勤めた外交のプロが教える交渉術
プログラムはまず前日のレビューからスタートし、続いて講師を招いてのセッションへと進んだ。2日目の最初の講師として紹介されたのは、財団法人日本国際交流センター シニア・フェローの田中 均氏。田中氏はかつて外務省に36年間勤務し、北朝鮮をはじめ各国を相手に困難な交渉を行ってきた経験を持っている。その経験を元に、参加者に向けて交渉において重要なポイントについて、講演を行った。まず田中氏は、自身の経験の中から3つ、交渉の実例を挙げた。ひとつは1980年代に米国と行った経済交渉、もうひとつは1990年代に同じく米国と行った日米安全保障交渉、そしてもうひとつは北朝鮮と行った拉致問題に関する交渉だ。それぞれについてどのような交渉を展開したのかを簡単に紹介し、交渉における重要なポイントを解説していった。
「交渉には重要な要素が5つあります。『確信』、『情報』、『力』、『Win-Winの絵を描けるか』、『個人としての信頼関係を築けるか』」(田中氏)
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