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日立製作所の欧州における現地法人Hitachi Europe Ltd.は、オランダを本拠とする欧州向けデータセンターサービス提供会社のECO2DCイニシアティブとデータセンター関連の戦略的パートナーシップを締結し、ECO2DCの共同出資パートナーの1つであるGreen Data Systems B.V.のオランダ ディヴェンターにあるデータセンターに、日立の環境配慮型データセンター技術を適用すると発表した。
日立グループでは、2007年から進めているデータセンター省電力化プロジェクトCoolCenter50の下で「モジュール型データセンター」を開発し、国内において2009年1月から販売している。日立の「モジュール型データセンター」は、局所空調機を効果的に配置することによりIT機器と冷却機器を高密度に集積し、エネルギー効率を高める仕組み。
今回日立がパートナーシップを締結したECO2DCは、欧州で最も環境に配慮したデータセンターを建設・運営する計画を推進しており、ECO2DCの共同出資パートナーのGDSは、オランダ、ベルギー、ドイツなど欧州を中心にITシステムの販売・構築などを手がけている。
GDSは、日立の「モジュール型データセンター」の考え方や技術を用いて、オランダ ディヴェンターの拠点に高いエネルギー効率のデータセンターを構築する狙いがあるという。
また、GDSは、日立とグループ会社の日立プラントテクノロジーで共同開発中の新たな冷却技術を採用した新型局所空調技術を導入。同データセンターの構築・運用を行うとともに、ここで収集される各種データを日立に提供する。日立は、提供されたデータをもとにさらなる効率化研究を行うとともに、本サイトをデータセンター省電力化技術のショーケースとして用いる。
なお、日立は、ECO2DCからサーバ、ストレージ製品も受注しているという。
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