- 2010/03/30 掲載
凸版印刷、本人確認資料の真がん判定サービス「TOPPAN ACIS-PI」を販売
「TOPPAN ACIS-PI」は、銀行での口座開設や携帯電話の加入契約、アミューズメント施設の利用など、利用者の本人確認を必要とするサービス提供において、本人確認資料の真がん判定を行うサービス。免許証やパスポート、健康保険証などの本人確認資料をデータ解析し、その真がん判定や不備チェックを行う。このサービスを導入することにより、一般利用者によるなりすましや本人確認資料の偽造などを防止、抑制できる。特徴は下記の通り。
・本人確認資料原本、またはコピーのスキャニング画像から真がん判定が可能
本人確認資料ごとに異なる記載事項や券面の特徴、体裁を、数式演算ロジックなどで解析することで真がん判定を行う。このため、本人確認資料の原本はもちろん、コピーのスキャニング画像からでも判定が可能
・不正判定履歴を蓄積することにより、要注意リストの作成が可能
真がん判定により信頼性が得られなかった本人確認資料をリスト化し、データベース化できる。これにより、履歴情報の閲覧や類似申込の排除など、犯罪の予防につながる
・本人確認時に抽出した個人情報をID管理
真がん判定時に本人確認資料から抽出した個人情報にID番号をつけて管理することで、登録後の顧客管理に活用できる
・犯罪収益移転防止法(旧:本人確認法)に準拠
2008年に全面施行された、金融機関などの本人確認や取引記録保存、および疑わしい取引の届出などの義務を定める「犯罪収益移転防止法」に準拠
・関連ソリューションも充実
即時発行などのICカード発行関連サービスはもちろん、それらに必要なデータを用いた顧客情報管理やWebサイト間でのID連携への活用など、そのほか「TOPPAN ACIS(トッパン エイシス)」各種サービスの提供が可能
同社が従来から提供している有価証券やセキュリティ媒体製造、IDカード発行における偽造防止技術・真がん判定ノウハウ、また金融事務センターサービスでのノウハウを活用し、これを真がん判定システムとしてサービス化したという。
販売価格は初期導入費用が150万円、運用費用が真がん判定1件あたり30円となる。同社では、2014年までの5年間で10億円の売り上げを目指すとしている。
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