- 2009/06/24 掲載
【大山くまお氏インタビュー】名言の力を借りて、生きづらい人生をサヴァイヴする
ガンジーから押切もえまで
――最初に月並みな質問で恐縮ですが、『名言力』のコンセプトをお教えいただけますか?大山氏■「人生を変えるために他人の知恵を借りましょう、なるべくカンタンに」というのがこの本のコンセプトです。
まず古今東西の、いわゆる名言を250集めて、それを「仕事」「人間関係・コミュニケーション」「結婚・恋愛」「お金・運・人生」の4つのブロックに分けました。「仕事」だったら「つい仕事を怠けてしまうとき」「躊躇して新しい仕事に挑戦できないとき」などの具体的なテーマ別に名言を並べて、それに僕が解説を加えるような形をとっています。
たとえば「躊躇して~」というテーマだったら、リリー・フランキーさんの「どんな仕事でも『得意です!』と答えて、受けてから勉強するようにしていました」という言葉などが入っています。これは僕がライターとして生活していくうえで、大変役に立った名言です(笑)。
ただ名言が並んでいるだけの本にはしたくなかったので、テーマの立て方、名言の並べ方、僕の解説にもかなり工夫を凝らしました。
『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』 |
大山氏■今回、いろいろな名言を読んでいったわけですけど、大別すると名言には2つの種類があるんですよ。一つは「うまいこと言った」という名言、もう一つは「読む人の心に訴える」名言です。前者は「人生、それは○○である」みたいなものですね。ちょっと皮肉めかして物事を捉えるような言葉です。
この本の帯にも書いてありますけど、基本的に僕も含めて今の世の中に「生きづらさ」を感じている人が読んで、何かを感じたり、具体的な行動に結びつけたりすることができるような名言を集めました。基準はそこだけです。だから、昔のエライ人が言った言葉でも、ただの皮肉であったり、うまいこと言っているだけであったりの言葉は完全に省きました。
理想ばかりを語っているものや、頑張れ頑張ればかり言っている応援ソングみたいなものも入れていません。頑張らなきゃいけないなんて、みんなわかってるんですよ。でも、頑張れないから困っているんです。そんなときに役に立つような、心に刺さるような言葉を選んだつもりです。
誰が言ったかが問題なんじゃなくて、どんなことを言ったかが重要。だからガンジー、アインシュタインから高田純次さん、『包丁人味平』まで入っているんです。押切もえちゃんだっていいこと言ってますよ。
余談ですけど、僕の友達が昔、「人生ゲーム」っていうのをやっていたんですよ。「人生はザクレロである。我々は常に鎌を振り回し、大声をあげて敵に突っ込むしかないのだ」とか、自分で名言風の言葉を作ってしまう(笑)。これはこれで面白いので、ぜひみなさんで遊んでみてください。
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