- 2009/05/25 掲載
「日本は非常に重要な市場」SaaS型Webセキュリティのゼットスケーラーが本格参入
米ゼットスケーラー CEOのJay Chaudhry氏は、「グローバル戦略の一環として2009年4月に日本法人を設立しました。我々は日本を非常に重要な市場と考えており、すでにデータセンターを設立しています」と語った。
ゼットスケーラーは、 米国カリフォルニア州サニーベールに本社を置く米ゼットスケーラーの100%子会社として設立された。ゼットスケーラーは、http、httpsを制御対象としたSaaS型Webセキュリティソリューションを提供する。
「ゼットスケーラーのソリューションは、従来のようにポイントソリューションを揃える必要がなく、複雑化や高コスト化といった問題点を解決します」とJay Chaudhry氏は強調。「ファイアウォールからゼットスケーラークラウドへトラフィックを送り、ゼットスケーラークラウドが各社のセキュリティポリシーに基づいてトラフィックを許可するか否か判断を行います」。米国ではBooth Newspaper、Weather Channelなど約50社に導入されているという。
ゼットスケーラー 代表取締役社長の原田英昭氏は、「2009年6月を目途に、日本語版の提供を開始します。URLフィルタリングについても、日本企業と協力し、日本市場に適したものを提供します」と、日本市場への対応に言及する。「現在クラウドからこのようなサービスを提供するには、他社では約10倍のコストがかかるでしょう」と、原田氏は同社ソリューションのコストパフォーマンスをアピール。国内定価は、アンチウィルス、アンチスパム、ダイナミックURLフィルタリングなどを備えたスタンダード版を500名以上の規模で使用した場合、ユーザー1人あたり年間6,000円の予定となっている。
米ゼットスケーラーは、ノックスと販売代理店契約を締結。日本国内でのゼットスケーラー製品販売は、ノックスが行う。
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