ターボリナックス、OSSをベースとした中期事業計画を発表

　ターボリナックスは、本年5月1日より、持ち株会社へ移行する。2008年12月期の連結売上は6億2,400万円、営業利益は6億600万円の赤字だった。同社は、コスト削減活動を実施しており、本年1月には希望退職者を募集。30名の定員に対し、26名が応募したという。

　守りの経営を維持しつつ、同時に攻めの経営にも力を入れる。
　今回、同社が発表した「ITプラットフォームサービス」は、中国市場での事業拠点の開設や確実な代金回収サービスなど中国でのビジネスをサポートする総合的なビジネスインフラの提供、チャイナサットコム・グループとの広範な業務提携に基づくデータセンター事業、IP電話事業における同社のノウハウを活かした高付加価値サービスの提供となる。

　 　もう一つの「ITコミュニケーションサービス」は、OSSベースのIP-PBX「InfiniTalk」の積極的なソリューション展開を実施、用途や規模など利用目的に最適化した汎用性とコストメリットの高いシステムの提供。そして、LinuxとWindowsの混在環境で、Active Directoryによる統合管理を実現する「Linux Connector for Active Directory」の提供を開始、相互システムをシームレスにつなぎ両OSが持つ市場に対して新たな付加価値を提供する。