SLESは、企業向けや科学技術計算向けに多くの導入実績があり、仮想化機能、Windows連携機能、価格競争力などに強みを持つ。NECは、データセンターや、価格とサポートを重視する企業、LinuxOSを仮想化環境で利用する企業、Windowsを利用している企業を対象に、SLESを販売する。

　これらの企業にNECが提供するのは次の3点。1点目が、SLES製品の提供。　SLESは、サブスクリプションのみの4製品、サポート付4製品、仮想化環境対応4製品の計12製品を用意している。
　2点目は、仮想化環境への対応強化。SLESは、マイクロソフトのWindows Server 2008搭載のHyper-V仮想環境での動作認証を取得した唯一のLinuxOS。両OSが混在したシステム環境の軽減を可能にする。3点目は、移行支援プログラムの提供。サポートやサブスクリプションの切れたLinux OSやメンテナンスが不十分なLinux OSを利用している企業に対し、SLESへの移行支援プログラムを提供する。

　NECは、今後2年間で、5,000本のSLESの販売を見込む。