- 2009/01/29 掲載
サーバの強みをネットワークに生かす、日本HPがデータセンター向け10Gスイッチを発表
HPの伊佐治氏は、「ワールドワイドで見たとき、サーバ、ストレージはNo.1だが、スイッチではNo.2、さらに日本国内では数%のシェア」と現状の厳しさを語る。しかし、今回の製品は「データセンタでの10GE普及の本格化を意識」し、サーバストレージ市場のリプレースメントに乗じる狙い。
現在のデータセンターが、分離されたワークフロー、断片的な管理、一貫性のない機能によって分断されているが、今後は、ワークフローの自動化、一元管理、さらに同じソフトウェアイメージで展開していくと伊佐治氏は指摘。「HP ProCurve Data Center Connection Manager」は、コアおよびエッジのスイッチを管理するとともに、HP Blade Systemなどのサーバ、ストレージ機器の管理が可能。HPの持つサーバ、ストレージの強みを、統合という形でネットワーク分野に広げていく。
その一方で、HPの立ち位置をハードウェアベンダーとし、ソフトウェアについては、他社(パートナー企業)と共同で各社のソリューションを展開していく方針。今回、データセンター内の様々なソフトウェアも一元管理できる「ProCurve ONE」を通して、マイクロソフト、アバイヤ、マカフィー、F5、Riverbedなどのソフトウェアと連携していくことも発表した。これにより、伊佐治氏は「1メーカーで集結し、囲い込みされることに抵抗を持つユーザーもいるが、統合環境の構築を希望しているカスタマーに対して、アプライアンスベンダーとしてアプローチできるようになる」という。
製品ラインアップと価格は、最上位の10GのSFP+ポートを24ポート搭載している「HP ProCurve 6600 24XG」が187万7,400円(税込)、1GBのポートを24ポート、SFP+ポートを4ポート搭載している「HP ProCurve 6600 24/24G-4XG」が、それぞれ51万2,400円(税込)、87万9,900円(税込)。1GBのポートを48ポート、SFP+ポートを4ポート搭載の「HP ProCurve 6600 48G/48GB-4XG」が、それぞれ89万400円(税込)、129万9,900円(税込)となっている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR