- 2008/06/04 掲載
【CRM市場調査】マーケティング機能の活用促進、継続的なシステム改善を要求
2007年は単体で導入していたCRM機能を拡張する動きが見られ、個々に導入しているCRMの機能を複合的に組み合わせることによって、蓄積された顧客データをより戦略的に活用する案件が増加しているという。
ベンダーが提供するCRM製品においては、AjaxをはじめとしたWeb 2.0の技術を取り入れている傾向がみられたほか、SaaS型CRMの導入も好調に推移している。
また、CRMソリューション導入の目的は、SFAでは「新規顧客の発掘/獲得/育成」、カスタマーサービスにおいては「顧客管理(データウェアハウスの構築)」、コンタクトセンターでは「コスト削減」が高い割合を示したという。
その一方でCRM製品・サービスに対する顧客ニーズは多様化しており、縦割り機能のシステム化を基本とするアプローチでは、顧客の変化に対応していくことが困難になってきているとIDC Japanでは指摘。そのため、「ソリューションベンダーは、1)マーケティング機能活用の促進、2)テクノロジーに対するスキル強化、3)継続的なシステム改善のための支援の実行が求められる(IDC Japanのソフトウェアリサーチアナリストである鈴木利奈子氏)」のだという。
![]() |
国内CRMソリューション市場 セグメント別投資額予測、2007年~2012年 |
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR