NTT西日本は、中堅中小企業向けに、従来の専用線等を使う場合と比較して低コストで、リアルタイムに遠隔地へのバックアップを行う「遠隔データ保管ソリューション」を2月6日から提供開始する。初期費用は、20.6万円から、月額費用は14.4万円から。

　新製品は、企業のIT化が進展し企業情報の重要性が高まりつつある中、自然災害等により企業活動の集積である顧客データや取引情報等の重要データの消失を防ぐためのもの。

　同ソリューションは、NTT研究所で培ってきたデータ転送技術とNTT西日本のフレッツ光との組み合わせにより、低コストかつリアルタイムにデータバックアップを実現し、そのバックアップファイルサーバを遠隔地の安全なデータセンタに設置することにより、企業にとっての重要なデータを守るしくみ。データのバックアップは、常時、自動的に実施されるため、自然災害等によりユーザー側サーバの故障に伴ってデータが消失した場合でも、データセンタ内バックアップデータを用い、故障前の最新のデータで業務の再開が可能となる。