ソフトバンクモバイルは、学生向けの携帯電話料金割引プラン「ホワイト学割」を発表した。

　今回発表されたプランは、新規加入から3年間はホワイトプランの基本料が無料になるもの。2月1日から5月31日までのキャンペーン期間に申し込んだ人に適用される。従来、最も安い料金が月額1024円だった「パケットし放題」にも無料プランを導入する。これにより、1ヶ月の最低必要経費は、携帯電話端末の月々の割賦代金と、「S!ベーシックパック」315円となる見込み。

　対象者は小学生から専門学校、大学生まで。身分証を提示して1人1台契約可能で、学校に所属する正規の学生なら年齢制限は設けない。

　また、同社は、学生向けに『コンテンツ学割クラブ』として、通信料金のみでデコレーション、コミック、ゲーム、お笑いなどのネタ、名作本などのコンテンツを無料で提供する。無料で加入でき、コンテンツ数は、合計で1万2000種類に達するという。

　会見に出席した孫正義社長は、「携帯電話料金のために学生がアルバイトをするのはおかしい。学生が一番、携帯電話を使っている。もっと楽しんで使ってほしい」と語った。

　また、今回の拡販キャンペーンで減収になるのではないかという指摘については、「学生が持つ携帯電話でのソフトバンクのシェアはわずか7％。基本料を無料にすることにより、ユーザーが増えるメリットを狙っている。今回のキャンペーンを継続的なものにするかどうかは、実施した後に状況を見て決めたい。『学生に強いソフトバンク』と言われるようになりたい」と説明した。